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夏のレジャーで高額請求された?!トラブル事例とそれに備えるおすすめの保険

2016年から8月11日に国民の祝日『山の日』ができました。夏は海に山に…、まさにレジャーシーズン真っ盛り。でも、お出かけ先での思わぬトラブルで、楽しいはずの旅行が一転して台無しになること、また最悪のケースでは、遭難事故で高額の損害賠償責任を負う可能性もあります。旅先やアウトドアでのトラブル例や備え方についてあらかじめ知っておくと安心です。

山岳遭難で救助隊の費用は誰持ちか?

山岳事故に代表されるように、危険の大きなアウトドア・スポーツでは、一歩間違えると死と隣り合わせの遭難事故に発展します。事故が起きると、遭難の知らせを受けた警察や消防による捜索隊が組織され、捜索や救助活動がスタートします。事故の規模や捜索場所など場合によっては、公的機関だけでは不十分で、活動に適したスキルや機材を持つ民間救助隊・救助ヘリの要請も行われます。

公的な機関の捜索・救助活動費用は、原則、税金でまかなわれますが、民間の協力を仰いだ場合、当然ですが、動いたヒト・モノなどその活動費用は本人(家族)が負担しなければなりません。

警察庁のまとめた「山岳遭難の概況(平成27年6月公表)」(※1)によると、平成26年の山岳遭難発生件数は約2,300件、遭難者数は2,800人ほどにのぼります。なかには山菜・キノコ採りや観光・ハイキングで遭難した人も結構いるようです。「山菜採りで遭難!?」と不思議に思うかもしれませんが、身近な里山であっても侮れません。北海道七飯(ななえ)町で小学生が消息を立った事件も記憶に新しいところですよね。

山岳遭難などでかかる費用を具体的に計算してみる

捜索や救助にかかる費用は、その規模やかかった日数にもよりますが、そう少ない数字ではないでしょう。たとえば、山岳事故で尾根を同時に多方面から捜索する場合、小グループの民間捜索隊を複数編成すると同時に、現場近くには通信や関連機関との連携のために事務的な仕事を受け持つ人員も必要になります。

仮に30人が10日間捜索活動に従事したとすると、それらの方々へ支払う日当を1人当たり2万円としても計600万円が飛んでいきます。これが、きわめて標高の高い山での遭難などで、ある程度のスキルを持つ人の助けが必要だとなれば、日当単価もさらに高額になります。

さらに、民間ヘリを要請した場合、ヘリ1機をチャーターして捜索・救助にあたる料金は1時間あたり46万5000円もかかるのだそうです!ピンポイントで捜索できる情報があればすぐに見つかる可能性もありますが、広範囲を捜索するとなるとそれだけでやはり1日100万円単位で費用がかかるかもしれません。天候の許す限りヘリも活用して捜索するとなれば、費用の総額は1,000~2,000万円となる可能性も少なくありません。また、幸い直ぐに救助されたとしても治療費もかかります。手元資金で支払える金額では到底ありません。場合によっては、登山前に「山岳保険」への加入をおすすめします。

危険の大きいアウトドア・スポーツでは備えが必要

登山以外にも、スキューバダイビングやパラセーリングなど大自然のなかで行う危険なアウトドア・スポーツをされる人もいると思います。体験参加で初めてこうしたスポーツをする際、万一のケガやトラブルに備えて、参加を受け付けるショップや施設側で大抵損害保険への加入を求められると思います。きちんと内容を確認して署名を行うようにしましょう。

体験ではなく、たとえば磯釣りで海によく出かける人や山スキーなどで冬の間はちょくちょく山に入る人などは、保険期間1年間の「スポーツ保険」に個別に加入するなど、自衛策を講じておくことをおすすめします(保険料は年間で数千円程度のものが多いです)。どんな保険があるのか知りたい場合、「レジャー保険」「スポーツ保険」といった言葉でインターネット検索をしてみてください。穴場的なところでは、三井住友VISAカードをお持ちの方の場合、カード会員を対象としたミニ保険商品「ポケット保険」(※2)があります。商品ラインナップのなかに「マリンスポーツコース」や「スキー・スノーボードコース」といったスポーツ愛好者向けの保障のものもあるので、気になる方はカード会員向けのHPをチェックしてはいかがでしょう?

また、保険だけでなく自分でできる備えも当然あります。たとえば、登山であれば登る前に登山口などで必ず「登山届」を出す。大雨後には早急に急流そばや三角州から待避する。体調や天候によって無理引き返す、時には止める勇気を持つことも大事だと考えます。

旅行先でのレジャーなら、国内旅行傷害保険が便利かも…盗難からケガ、個人賠償責任まで幅広くカバー!

旅行期間のケガやトラブルに備えたい場合、国内旅行傷害保険への加入を検討してはいかがでしょう。

旅行と名がついていますが、家を出てから帰るまでの間の盗難や携行品の被害、旅行先でのケガ、他者への損害賠償責任への備えが含まれた、ワイドな補償内容になっている商品が多いです。たとえば、観光途中に買ったばかりのビデオカメラを落として破損した。温泉旅行中、露天風呂の岩場からツルリと足を滑らせ足を骨折して20日間入院したなどの場合に補償を受けられます。後者の場合、その治療費は高額療養費を考慮しても自己負担額が5~10万円程度かかります(負担上限は所得により変わります)。通院や出勤時のタクシー代など雑費を含めたらかなりの出費になりそうです。

国内旅行傷害保険では、日帰りや1泊旅行など旅行日程に合わせて保険期間を選べる商品が複数あり、無駄なく安い保険料で加入ができるのも大きなメリットです。ただし万能ではなく、本格的な登山やロッククライミング、ハンググライダーなど危険なレジャーでの事故・ケガ、破損ではなく置き忘れによる損害など補償の対象外となる行為もあることに注意が必要です。

まとめ

なんでも保険に入ればOK、ということでは決してありません。ただ、旅先で訪れる場所やアクティビティの危険度、連れて行く家族が危険に対応できそうかどうかなどを鑑みて、事前に備えを検討することはぜひ旅の準備の1つとしておすすめします!「注意一秒怪我一生」という標語もあるくらいですから。

※1 平成26年中における山岳遭難の概況|警察庁生活安全局地域課

※2 ポケット保険(ポケホ)|三井住友VISAカード


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著者情報

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海老原 政子
大学卒業後、SE、インテリアコーディネーターなど仕事に明け暮れる生活から一転、出産1年後に未経験ながら国内生保に再就職。営業活動するなかでライフプランの重要性に目覚める。ファイナンシャルプランナー資格を取得後に独立。現在、働くママのキャリアチェンジ前後の家計相談や保険の見直し、住宅ローン相談を行う。マネーセミナー講師やコラム執筆実績も多数。子育て中の主婦の目線を活かした家計改善アドバイスが好評。