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問題解決にも役に立つ!マインドマップを使って思考を整理する方法

ビジネス雑誌などで「マインドマップ」という言葉を目にしたことはありますか?これは、発想力を磨きどんどんアイディアを出すための手法ですが、問題解決にも役立ちます。初心者にもわかりやすく、マインドマップの作り方をご紹介します。

マインドマップとは――「発想の管理」

マインドマップは、イギリスの著述家であるトニー・ブザン氏が提唱した「ブレインストーミング」の一手法。ノート上で放射線状に伸びる枝葉は、人間の脳の意味記憶の構造に似ているのだとか。

大きな用紙に思いつくまま、キーワードを書いていくのがマインドマップ作成の進め方。発想力・着眼力を養うことができます。ただ単にキーワードを書き並べるのではなく、プロジェクト名など実現すべきことを中心に据えて、関連する事柄を放射線状に広げて記載していきます(具体的な例と作り方については後ほどご紹介します)。

ひとつの事柄を実現するためには、社内外のさまざまな人との協働が必要な場合があります。いつまでに・誰に・何をしてもらわなければならないのかといったファクターの洗い出しにも有用な手法です。ものごとの広がりを自由にイメージし、関係する事柄を整理することが大切です。

「目的」を中心に据え、放射線状にキーワードを書き出す

マインドマップの基本ルールは、用紙の中心に「目的」を置くことからはじめます。その中心から放射線状(木の枝葉状)に、アイディア、方法、関わりのあること、期日、必要なもの、関係者などを端的に、キーワードで明記します。詳しく書く必要はありません。ここでは最初のアイディア出しをしていますから、質よりも「発想の瞬発力」が大切です。

まずは基礎編から。チーム全体に関わることでなく、個人の問題解決の事例から始めるとよいでしょう。例えば「何とか営業成績を上げたい!6000万円の売り上げ目標があるが、月末までの目標にあと400万円不足している!あと10日しかない!」という場合を考えてみると、こういうイメージです。

・「仲の良いクライアント」という枝
・「担当者に決裁権があるクライアント」という枝
・「社長から直接問い合わせしてきたクライアント」という枝
このような枝葉がのびてくるはずです。

これらの枝に「関係者」「現在の状況」「提案できそうな金額」などをピックアップし、書き出していきます。

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状況を「見える化」し、問題点を明らかにする

マインドマップの作成方法が身につけば、そこで起きている事柄を俯瞰する力もついてきます。営業先でクライアントのニーズや困りごとを整理するために、ヒアリングしながら「関係する要素」を理解するときにも役立つのです。誰が・どんなときに・どんなことで困っているのか、困ったときにどのようにして対処してきたのかを図で表記すれば、意外な問題点が明らかになるものです。必要であれば、クライアントとの打ち合わせの際に事象の関係を図にして示せば、よりよい手段を提案するための“発想会議”をクライアントと一緒に行えることでしょう。

筆者が新聞記者をしていた頃には、ノートはこのマインドマップに近い方法で取っていました。公共性の高い事柄の取材には、多くの人名・役割(肩書き)が表れます。これを整理して全体像を理解しておけば、文章にするときに迷うことがありません。インタビューの際には、メモを図にすることで、相手にも「こういう関係で間違いないですね」と確認してもらうことができます。このメモで記事を作成したときは、クレームや手戻りがぐっと減りました。書き手にとってクレームがない・手戻りがない、ということは、「全体像をつぶさに理解できている」ことにほかなりません。

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マインドマップ作成のフリーソフトもある

手書きでマインドマップの作成に慣れてきたら、PCで管理したくなってくることもあるでしょう。そういう時は手軽に使えるフリーソフトもあります。紙とペンではないので、何度でも手を入れ直すことができますし、必要に応じて他の人に見せる際にも体裁よく示すことができます。

Freemind活用クラブ

面白いことに、外国人お笑い芸人の厚切りジェイソンさんは、ネタをマインドマップのスマートフォンアプリで管理していることがテレビ番組でも取り上げられました。ネットでも話題になっており、これは一度試してみる価値がありそうです。

SimpleMind+ (マインドマップ) ※iosのみ

まとめ

理論的な思考は、ビジネスパーソンの基本です。マインドマップで発想を管理する力を磨き、物事を俯瞰する力を身につければ、問題解決にも大きく役立ってくれます。コツはとにかくキーワードを多く抽出すること。最初は慣れなくても、繰り返すうち、次第に発想力と要点の整理の力がついてきます。ここまでくれば、人の話を聞くときも頭の中に図が浮かんでくるようになりますよ。


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著者情報

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佐々木 小夜子
大学卒業後、世の中の多くの事象に触れたいという願望から、正社員・アルバイトを問わず多くの職種を経験。その頃に得た人間観察力から、独自の“ヒト分類”を得意とする。記者5年の間にインタビュー・資料の読み解きを十八番とした。趣味は土木構造物や建築物の観察。