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企画で行き詰ったときに見るべきアイデア発想法7つ

営業で提案資料を作るとき、コンペでプレゼンをするとき、ありきたりな提案ではなく、顧客の課題を解決する本質的な提案はできないものか?そんな風に考えたことのあるビジネスパーソンは多いのではないでしょうか。でも、いざアイデアを出そうとして頭をひねってみても、進まない。そんな風に企画で行き詰まったときに、発想を転換してアイデアを生み出すための具体的なアイデア発想法を7つご紹介します。

アイデアを生むためには「質」より「量」が重要であることが多い

アイデアが出なくて行き詰まってしまったら、自分が「最初からすごいアイデアをいきなりアウトプットしようとしていないか?」と自問自答してみると良いでしょう。

あくまで目的は、最終的に「すごいアイデアを提案する」ことであり、企画段階の一発目からホームラン級のアイデアを出す必要はないはず。

実は、一つ一つが平凡なアイデアでも、数を出した後、平凡なアイデアと平凡なアイデアを組み合わせたら「すごいアイデア」になったというケースは往々にしてあります。

なので、アイデアが出ないと行き詰ったときは、まず焦らずに深呼吸をしましょう。焦りは思考の自由を奪います。そして、これからご紹介するいくつかの方法を、ぜひ試してみてください。これは、そんなアイデアを生むための方法を様々な角度の手法からご紹介する記事です。

そもそも、アイデアは既存の要素の新しい組み合わせからしか生まれない

アメリカ広告業界の重鎮であるジェームス W.ヤングが書いた『アイデアのつくり方』というベストセラー本で、彼は、アイデアを、以下のように定義しています。

「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」

いかがでしょうか。先ほども述べましたが、
・まずは数多くのアイデアを吐き出す
・それらを分類し、組み合わせる
これらの2つを繰り返すことで、新しいアイデアが生まれてくるはずです。

以下では、早速アイデアを多数考えるための具体的な手法をご紹介していきます。

①なぜ×5回の「トヨタカンバン方式」

トヨタ元副社長の大野氏が、「なぜ?」を突き詰めた先に課題解決のアイデアの本質が見えるという話をしたのがきっかけと言われており、今でも多数のコンサルティングファームの新人研修で利用されるアイデア輩出方法です。

▼作業手順
アイデアを出したいテーマを決め、「それはなぜなの?」と5回問いかけるだけです。
例えば、お客さんの課題が「自社商品が売れない」だとしましょう。
この課題を解決するアイデアを考えるために、なぜ?と問いかけていくのです。

例)
Q1:そもそもなぜ自社商品が売れないの?
A1:商品の認知が全くされていないからだ。
Q2:なぜ商品の認知がされていないの?
A2:そもそもの予算がなく、CMなど知ってもらうための施策を行えていないからだ。
Q3:なぜ、予算が取れないの?
...

と掘り下げていくと、課題の大元の原因が見えてくるはずです。原因が明らかになれば、それを解決するアイデアが形になってくるはずです。

②ひたすら悪いところに着目して発想を広げる「欠点列挙法」

アイデアを生むのに、「欠点」を考える逆説的な考えから生まれた手法です。とにかく自由に思うがままに「欠点」を挙げていきましょう。意識的にこの視点で作業を行うことにより、顧客も見逃していたり、普段は考えないような問題を見つけて、解決アイデアにまで落とし込んでいくことができます。

▼作業手順
・アイデアを出したいテーマに対し、ひたすら欠点を挙げていきます。
・競合となる製品やサービスを見つけ、ここでも欠点を挙げていきます。
・欠点を洗い出したら、それらを関連性の高いものにグルーピングします。
・グルーピングされた大テーマを解決する手法を考えていきます。
※解決手法に関しては、上記で説明した「トヨタカンバン方式」を活用するのが有効です。

③ひたすら理想を追求する楽天的な「希望点列挙法」

上記で紹介した、欠点列挙法の真逆のアイデア発想法です。アイデアを出すべきテーマに対し、どのようにすれば、極限まで理想に近づけるのかをひたすら挙げていきます。

▼作業手順
・テーマに対し、理想の姿と考えられる形をひたすら列挙していきます。
・競合となる製品やサービスに対しても同様の作業を行います。
・上記を関連性の高いものにグルーピングします。
・グルーピングされた大テーマを実現する手法を考えていきます。
※作業中は、アイデアの実現可能性は一切考えず自由に書き出していくのがポイントです。

④予期しない繋がりを見つけるための「KJ法」

KJ法は、頭の中で考えたことをひたすら書き出していくことをベースに発想していくものです。ここまで紹介した3つの手法より自由度が高く、本当に行き詰った時に脳をリフレッシュさせる上でも有効でしょう。

▼作業手順
・思いつくまま、テーマに対する言葉を付箋などに書きだします。
・一つ付箋を描くごとにそこかれ連想できる言葉を次の付箋に書きます。
・ここでは、論理が飛躍してしまうことを恐れないように自由に作業します。
・一通り吐き出し終わったら、グループ化しブラッシュアップしていきます。

▼ポイント
・KJ法の目的はあくまで、「予期しない繋がりを発見すること」です。
・グルーピングする際には、出来合の枠を最初に決めてから分けるのではなく、付箋に書き落としたものを、いかにまとめるかを意識しボトムアップ形式でまとめていくのが大切です。
※枠を最初に決めてしまうと、既存の思考に捉われてしまうため。

⑤直感からロジックに落とし込むための「マインドマップ」

普段頭の中だけで行われている思考プロセスを、整理して紙に落とし込み、見えやすい形に可視化してくれる思考方法です。ただの直感だったものを、ロジックに変換し、整理する上で非常に有効な手法と言えるでしょう。①~④で紹介してきた手法を、整理してまとめる際にも、有効でしょう。

▼作業手順
・大きめの紙とペンを用意します。
・紙の中心にアイデアを出したいテーマを書きます。
・テーマに関連する言葉を書きなぐります。(これが第一階層になります)
・第一階層のワードで、上記と同様の作業を行い、関連するワードをさらに洗い出します。
・もう、どうしてもワードが出てこないとなったら、関連するワードを線と線で結びます。
・完了したらしばし休憩しましょう。時間を置いて、マインドマップ全体を眺めます。
・新しく、意外性がある組み合わせが見つからないか、さらに考えてみます。
・これらを行っていくと、図が出来上がります。

▼ポイント
・この視点から捉えたら使えるのでは?と付け足したり、批判をする。
・スピード重視で、とにかくたくさんのワードを書き出すようにする。
・集中するために、ストップウォッチなどを使うと良い。

▼おススメのマインドマップツール(無料)
上記を紙ではなくPCで行いたい!という人にはXMindというツールが便利です。ここまで説明してきたプロセスを全てPCで完結することが可能です。

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⑥先人たちのアイデアを最大限に活用する「TRIZ法」

ロシアのアルトシュラーによって開発されたアイデア発散手法です。過去に特許を取った発明の情報パターン分析をし、それを元にアイデアを吐き出していきます。

▼作業手順
・5分程度と時間を決めます。
・以下のチェックリストで、「今回アイデアを出したいテーマで使えそうな発想だ」と直感で感じるものにチェックをつけていきます。

TRIZ法のチェックリスト
□分けよ
□離せ
□一部を変えよ
□2つを併せよ
□ほかにも使えるようにせよ
□内部に入り込ませよ
□バランスを作り出せ
□反動を先につけよ
□予測し仕掛けておけ
□重要なところに保護を施せ
□同じ高さを利用せよ
□逆にせよ
□回転の動きを作り出せ
□環境に合わせて変えられるようにせよ
□大ざっぱに解決せよ、一部だけ解決せよ
□活用している方向の垂直方向を利用せよ
□振動を加えよ
□繰り返しを取り入れよ
□よい状況を続けさせよ
□短時間で終えよ
□よくない状況から何かを引き出し利用せよ
□状況を入り口に知らしめよ
□接するところに強いものを使え
□自ら行うように仕向けよ
□同じものを作れ
□すぐにダメになるものを大量に使え
□触らずに動かせ
□水と空気の圧を利用せよ
□望む形にできる強い覆いを使え
□吸い付く素材を加えよ
□色を変えよ
□質を合わせよ
□出なくさせるか、出たものを戻させよ
□湿度や柔軟性を変えよ
□固体を気体・液体に変えよ
□熱で膨らませよ
□「そこを満たしているもの」のずっと濃いものを使え
□反応の起きにくいものでそこを満たせ
□組み合わせたものを使え

・チェックをつけたものを、今回のテーマに応用できないだろうか?するにはどうすればよいか?を考えます。

▼ポイント
いくらチェックリストを利用しても、アイデアがどうしても出てこないときは、⑤で紹介したマインドマップのキーワードとチェックをつけた上記リストを組み合わせて何かできないか考えてみましょう。

⑦オズボーンのチェックリスト

アレックス・オズボーンが生み出したアイデア発想方法です。アイデアを出したいテーマについて、9つのチェック項目に答えていくことで、強制的にアイデアをひねり出すしたい時に有効でしょう。

①他に利用したら
②アイデアを借りたら
③大きくしたら
④小さくしたら
⑤変更したら
⑥代用したら
⑦入れ換えたら
⑧反対にしたら
⑨結合したら

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【おまけ】今すぐ試せる便利な無料ツール「アイデア生産工場」

様々な思考法をお届けしてきましたが、最後に、アイデア出しをする時に、おすすめの無料ツール「アイデア生産工場」をご紹介しておきます。

以下リンク先に遷移し、考えたいテーマを検索窓に打ち込むだけで、アイデア出しのポイントを多数列挙してくれます。以下は、「WEBサービス」と検索した時の検索結果です。

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自身が見落としがちなポイントも検索結果に瞬時に反映してくれますので、とても便利です。

「企画で行き詰った時に見るべきアイデア発想法7つ」をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。すぐにでも取り組みやすい方法ばかりですので、煮詰まったらぜひ実践してみてください。


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tomo
ライター。自身で複数のウェブメディアを運営し、Fashion / Design / Music / Movie /NewYork / photographer / Techの情報発信、オピニオンの発信を積極的に行う。