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データの内訳が一目瞭然!Excelで「ドーナツグラフ」を作る方法

仕事を円滑に進めるためには、あらゆるスキルが必要になりますが、とくに高めておきたいのがグラフ化のスキルです。集めたデータをより分かりやすくまとめられると、資料の見やすさやそれに伴うプレゼンの発表などもスムーズに行うことができます。

アンケート結果や収集したデータをまとめるときには、棒グラフや折れ線グラフなどがありますが、数値を合計して100%になるようなデータの場合には、「円グラフ=ドーナツグラフ」が便利です。パッと一目見ただけでもどの項目が一番多いのか、少ないのかが分かりやすく、またグラフの応用方法もたくさんあります。

とはいえ、グラフの作り方は、個性が出たりパターン化してしまったりと、意外と難しいもの。より分かりやすく、見やすいドーナツグラフはどのようにして作ればいいのでしょうか。今回は、Excelを使ってデータをドーナツグラフ化する方法をご紹介します。

ドーナツグラフのメリットと活用シーン

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・数値の大小が分かりやすい

ドーナツグラフは、数値の割合が非常に分かりやすいというのが魅力です。全体の数値に対する項目ごとの割合を区切り面積の大小で表すことができるので、どの項目が全体のどの程度の割合を占めているのかが一目で分かります。

・データの比較がしやすい

上記の「通勤距離の割合」の図を参考にすると、「20km以上を通勤している人は、1~10kmの4分の1だな」など、比較の仕方もとても簡単です。細かい数字を見なくても、おおよその数値の大小はこの色分けだけで分かるというのがドーナツグラフの利点です。

・割合を表すときにはドーナツグラフを使って

グラフにもいろいろな種類がありますが、割合を比較するときにはやはりドーナツグラフが便利です。上記の図では通勤距離の割合を示していますが、全体の売上に占める支店ごとの割合を比較したり、アンケート結果などを集計してグラフ化するときにも使用すると便利です。

・プレゼン時などの資料に活躍

なんといってもドーナツグラフの最も良いところは「一目で分かること」。会議などでプレゼンをするときに力を発揮してくれます。分かりやすいグラフを使用しながらの説明は、プレゼンを受ける上司やクライアントからの印象アップはもちろん、プレゼンする企画や商品の印象までをも良くしてくれるでしょう。

ドーナツグラフの基本的な作り方

ここからは具体的なExcelを用いてのドーナツグラフの作り方についてお伝えしていきます。

・Excelを使ってドーナツグラフを作成しよう

(1)グラフにしたいデータを表にします。

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(2)データを選択し、「挿入」タブの「その他のグラフ」にある「ドーナツ」をクリックします。

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(3)完成です。

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・穴の大きさを変えるだけでも印象が変わる

次にドーナツグラフの穴の大きさを変えてみましょう。

(1)グラフ内の要素(色がついている所)の上でダブルクリックします。

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(2)「系列のオプション」の「ドーナツの穴の大きさ」にあるつまみか、%の数値を変えることで穴の大きさを調整します。

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(3)穴を大きくすれば、「テキストボックス」を使ってデータの合計値や関連情報などを載せるスペースとして活用できます。

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・データの補足説明やタイトルを入れる位置にも注目を

次に項目ごとの割合を表示させ、タイトルも変えてみましょう。

(1)グラフをクリックし、「レイアウト」タブの「データラベル」にある「その他のデータラベルオプション」をクリックします。

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(2)「ラベルオプション」の「分類名」や「値」、「パーセンテージ」にチェックを入れ、「区切り文字」を「改行」にします。
「分類名」では表の項目名(自宅、外食)が、「値」では数値(130、70)が、「パーセンテージ」では割合(65%、35%)が表示されます。

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(3)グラフに項目名と値、割合が表示されました。

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(4)グラフのタイトルは、すでに表示されているものをクリックすると直すことができます。

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もっと分かりやすくするためには?

基本的なドーナツグラフが作れるようになったら、次はより分かりやすく見やすくするためのコツを学んでいきましょう。グラフの中にさらにグラフが入った「二重、三重グラフ」「グラフ内の項目の色分け」「項目と項目の間に空白を作ってみる」などです。これらが使えるようになると、ドーナツグラフの実用性や見やすさがグンとアップし、上手に使えれば評価アップにもつながるかもしれません。ドーナツグラフの応用テクニックを紹介します。

・二重三重のドーナツグラフを作成してみよう

(1)グラフにしたいデータを表にします。

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(2)データを選択し、「挿入」タブの「その他のグラフ」にある「ドーナツ」をクリックします。

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(3)外側の円が外食、内側の円が自宅になっているので、外側の円を12月24日、内側の円を2月14日にするため、「行/列の切り替え」を行います。グラフの上で右クリックし、「データの選択」をクリックします。

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(4)「データソースの選択」で、「行/列の切り替え」をクリックします。

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(5)次に、グラフタイトルを表示させます。「レイアウト」タブの「グラフタイトル」にある「グラフの上」をクリックすると、タイトルがグラフ上部の中央揃えの位置に配置されます。現れたグラフタイトルを任意に修正します。

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(6)項目ごとの割合を表示させます。グラフをクリックし、「レイアウト」タブの「データラベル」にある「その他のデータラベルオプション」をクリックし、「ラベルオプション」の「分類名」「値」「パーセンテージ」にチェックを入れ、「区切り文字」を「改行」にします。円の内側にテキストボックスを追加したら完成です。

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・色の使い方でみやすさアップ

グラフをより分かりやすくするためには色のチョイスがとても大切です。対照的な色を使ってハッキリと見分けがつくようにしても良いですが、よりスッキリとまとめるのなら同色系をチョイスするのがおすすめです。色の濃淡で区別をつけるだけでもしっかりと見分けをつけることができます。

(1)色を変えたい箇所をダブルクリックします。

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(2)「塗りつぶし」をクリックし、好みの色を選択します。この時、色は同じにして「透過性」だけ変えるときれいに仕上がります。

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(3)完成です。例では「自宅」は透過性10%、「外食」は透過性30%にしています。

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・各項目とその他を使い分けて

その他、円グラフに枠線をつけたり、目立たせたい項目は他と切り離すことでより見やすくなります。

(1)グラフをクリックして「書式」タブの「図形の枠線」をクリックします。

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(2)好みの色を指定します。特に白色はすっきりとした印象になり、おすすめです。

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(3)次に特定の項目だけ少し切り離してみます。切り離したい部分を一度クリックし、一拍おいてからダブルクリックします。間を置かないでダブルクリックすると、その円全体が選択されてしまうので注意してください。

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(4)「ドーナツグラフの切り離し」にあるつまみか、「%」の数値を変えることで切り離す幅を調整します。5%程度でも十分です。

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(5)完成です。例では「ドーナツグラフの切り離し」を5%に指定しています。

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アンケート集計やデータ分析などで使用するグラフですが、ただ数値をまとめるだけのものではありません。誰が見ても見やすく、分かりやすく結果をまとめておくことが大切です。グラフを作成するのが上手になると、会議やプレゼン資料が充実し社内評価アップのチャンスにもつなげることができます。グラフ化の作業は、ただデータをまとめるものととらえるのではなく、重要な業務の一環だと心得ましょう。


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著者情報

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小嶋 恭一
大学を卒業後、現在のWeb制作会社に就職。記事編集を1年担当した後、ライターとして活動を始める。ビジネス、医療、留学、介護などを主に担当。