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謝罪の訪問時に持って行く菓子折り選びのポイントと渡し方のマナー

ビジネスパーソンとして働く以上、誰もが一度は通る道である「謝罪」。とくに取引先の会社や店舗への謝罪は気が重くなってしまいますよね。しかし、ミスは誰にでも起こること。くよくよしていつまでも引きずっているのではなく、誠意を見せて心からの謝罪をし、早めの対応でお詫びをすることが大切です。そこで重要になってくるのが、謝罪の訪問時に持参する菓子折り。どんなものが適切なのか、選び方のポイントと渡す際のマナーについてご紹介します。

ミスが発覚!正しい謝罪訪問の流れとは

・できれば当日、遅くても翌日までの対応を

仕事上のトラブルやミスが発覚し、謝罪が必要なときにはとにかく素早く対応することがポイントです。一番理想なのは、ミスが起こってしまった当日に訪問して直接お詫びをすること。もしも当日に先方の都合がつかない、どうしてもスケジュール的に難しいという場合には遅くても翌日にはお詫びに伺いましょう。

・先方の会社へ訪問!謝罪の流れとは

謝罪をするときには、もちろんこちらが先方のもとへ訪問するのが当然のマナーです。しかし、ミスが発覚して「早く謝らなくては!」と焦る気持ちから、アポなしで突然訪問してはNG。トラブルが起こったときには先方の予定も立て込んでいることが予想されます。まずは電話をして、面会をしてもらえるようにお願いしましょう。その際は、一言まず謝罪の言葉を述べ、先方の様子を窺いながらなるべく怒りの原因やトラブルの現状、こちら側に求める対応内容などを聞いておけるとベターです。

・上司への報告を忘れずに!

無事に訪問のアポ取りができた場合には、そのことを自分の上司に報告をしておきましょう。その際には先方の様子やトラブルの原因なども一緒に報告して、そのあとの対処法について相談をしておくようにしてください。もし、こちらの会社が何かを負担したり、金銭的なやりとりが発生したりするような場合には、自分1人だけの力では対処できません。場合によっては、謝罪時に上司にも同行してもらえるよう頼むのも大切です。

また、謝罪時には無地の濃紺かチャコールグレーのスーツに、小紋柄のネクタイがベスト。ネクタイのカラーは黒や紺などの寒色系を選びましょう。華美にならず、シンプルにまとめるのがポイント。いざという時に備えて、謝罪用のネクタイを1本デスクに置いておくと安心です。

菓子折りは謝罪のオプション!されど重要なアイテムに

・近場のコンビニはNG!菓子折りの役割とは

謝罪をしに先方のもとへお伺いをするときに必要となる菓子折り。ビジネスシーンでの必須アイテムだと思われる菓子折りですが、これはあくまで謝罪の言葉に添えるオプション的な役割であることをしっかりと意識しておきましょう。菓子折りを持って行くことが謝罪につながるというわけではありません。そのため菓子折りの存在よりも、謝罪の言葉のチョイスや態度のほうが重視されます。とはいえ、やはり手土産として持って行く菓子折りの選び方はとても重要なポイントになるのも事実。「急に訪問が決まって時間もないし何を買っていいか分からない」と慌てて近くのコンビニに駆け込む……、これは絶対にNGです。

デパートに行くなどして、誰もが知っている有名店のお菓子を購入するようにしましょう。相手の都合で翌日の訪問になり時間的に余裕がある場合は、行列ができるお店の入手困難なお菓子などもよいでしょう。

・お詫びの品に熨斗はつける?つけない?

贈答品の包装につける熨斗ですが、どうしてもお祝い事などおめでたいときに使用するものというイメージを抱く方も多いでしょう。しかし実は、謝罪時の菓子折りに熨斗を付けるのもマナー違反ではありません。熨斗紙は、紅白の水引で蝶結びのものが一般的です。表書きには、「お詫び」や「松の葉」「陳謝」「深謝」という言葉がふさわしいとされています。しかし、マナーとしてはOKでも、やはり相手によっては「謝罪の菓子折りに紅白の水引!?」と思う方もいるかもしれません。そのような反応が心配な場合には無地のかけ紙をしたり、熨斗紙なしで包装のみというのも1つの方法です。

・菓子折りの相場とは?

菓子折りを選ぶ際に迷ってしまうのが「一体いくらくらいのものがいいの?」ということではないでしょうか。「高ければ高いほど謝罪の気持ちが伝わるのでは?」とも思ってしまいがちですが、あまりにも高価なものは、「値段でごまかそうとしている」と思われてしまう可能性もあるため、謝罪時の菓子折りには向いていません。とはいえ、あまりに安いものでも誠意が見えないと思われてしまうことも。菓子折りの相場はミスやトラブルの度合いにもよりますが、小さいミスであれば3,000円程度、一般的には5,000円~1万円程度を目安としましょう。

・どのタイミングで渡すのがベストなの?

先方のもとへ到着して、いよいよ面会スタートとなったら、まずは謝罪の言葉を一番に告げましょう。このとき、購入してきた菓子折りを先に渡して謝罪の糸口にしたくなりますが、これはNG。菓子折りは、相手がこちら側の謝罪を受け入れたあとにお渡しするものです。

「心ばかりではございますが、どうぞお納めください」と一言添えて、袋から出しお渡ししましょう。もし、1回の面会だけでは謝罪を受け入れてもらえずに、菓子折りを受け取ってもらえなかった場合にはこちらで持ち帰るのがマナーです。

心からの謝罪を伝える定番のお菓子

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・羊羹、ゼリーなどのお菓子は定番の品

謝罪時に持って行く菓子折りで定番といわれているのが「羊羹(ようかん)」と「ゼリー」です。この2つは食べれば無くなる“消えもの”であること、また、ずっしりとした重量感があることから、「先方への深いお詫びの思い」や「重く受け止めています」という意味を示してくれるのだそうです。また、羊羹やゼリーを選ぶときには、1つ1つが個別包装になっているものを選ぶのがポイント。

<代表例>
誰もが知っている定番和菓子「とらや 小形羊羹 24本入り」6,437円
フルーツ果汁たっぷりゼリー「銀座千疋屋 銀座ゼリー 16個入り」5,400円

・カステラは和菓子派と洋菓子派どちらでも◎

菓子折り選びのポイントとしてもう1つ重要になるのが、日持ちの長さがほど良く保存方法に気を遣わなくてもOKなものを選ぶこと。しかし、あまりに日持ちが良いものをチョイスしてしまうと、いつまでもそのトラブル時の記憶が残ってしまうのであまり良くありません。そこでオススメなのがカステラ。ほどよい日持ちがあり、常温で保存できるところが魅力です。また、年配の方にも好まれやすく、和菓子派と洋菓子派のどちらにでも受け入れられやすいお菓子でしょう。

<代表例>
老若男女OK「文明堂 ハニーカステラ3A号」4,050円

腹を切るつもりで謝罪!?「切腹最中」が新定番に

最近、多くのビジネスパーソンたちから謝罪時の菓子折りとして人気を集めているのが、東京都の新橋にある新正堂の「切腹最中」です。とても印象的なネーミングですが、この切腹という言葉が「切腹するほど反省をしています」という意味になり、謝罪時にピッタリということで、注目を集めているのだとか。また、切腹最中は名前だけでなく、その見た目にも大きな特徴が。まるで本当に最中が切腹をしているかのように、最中の中からあんこがはみ出しているのです。この贅沢で変わった見た目は、まさに謝罪の菓子折りにピッタリ。甘すぎず上品なあんこの中に求肥が入っており、食べごたえと美味しさともに◎の最中です。

新正堂
住所:〒105-0004 東京都港区新橋4-27-2
TEL:03-3431-2512
URL:http://www.shinshodoh.co.jp/ 

一度ミスをしてしまうと、どうしても自分を責めて立ち直るのに時間がかかりますが、気持ちの切り替えも大切です。まずは落ち込む前に社会人としてしっかりと謝罪をしましょう。その後、このミスはなぜ起こってしまったのか、どうしたら二度と繰り返さなくて済むのかを考えて、前向きに仕事に取り組んでいくことが大切です。周りに迷惑をかえてしまったぶん、さらに仕事に励むことができるといいですね。


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著者情報

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井上 麻衣
大学を卒業後、Web制作会社に就職。コピーライターとして2年間勤務した後、現在の会社でコラムライターを始める。生活、就職、留学、ブライダルを主に担当している。