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【ジモティー】いい意味での「緩さ」を感じさせる巨大サービス運営会社。 ~オフィス探検隊 第15回~

その電話は2016年暮れにかかってきた。「北原さんに株式会社ジモティーから電話が入ってますが」「知らん…外出中と伝えてください」。会社の代表番号には、よく金融商品や不動産投資のセールス電話がかかってくる。居留守は常套手段だ。「会議中です」「出張中です」その後もブロックし続けたが、さすがに根負けして気がついた。♪地元の掲示板ジモティー!テレビCMやってたあの会社じゃん。聞けば、2016年6月に引っ越したので取材に来ないか?とのお誘いだった。ありがたやありがたや。居留守の非礼を恥じつつ、新年一発目の取材に向かった。


<ジモティーとは>
ジモティーは各都道府県等の地域ごとに、「売ります・あげます情報」「不動産情報」「求人情報」「イベント情報」等の目的に分類された募集や告知を無料で掲載できる掲示板サービス。2011年11月に本番サイトをオープンし、利用者数は月間約650万人(2016年11月末現在)。地域に存在する様々な生活問題を解決することを目的としてサービスを展開している。


場所は五反田(東京都品川区)。土地勘がまったくなく超不安。

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駅近くを流れる目黒川。春には桜が川面を彩る(たぶん)。

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街中をプラプラしててラーメン屋を発見!「豚とこむぎ」って、ここ、有名店でしょ?

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こちらは近所にあった謎の「カレー屋・うどん」。自信を持っていただきたい。

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銃砲店の店先にはパーツが山積み。いいのか?五反田!

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街歩きし過ぎて疲れたのでジモティーに向かう。コーヒー好きのメガネにやさしい、こちらのビルの4階だ。

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エントランスの壁には見慣れたキャラクターとロゴが。地元の掲示板だから「ジモティー」。ユーザーからは「名前が分かりやすい」とお褒めいただくこともしばしば、とか。

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エントランス全景はこんな感じで、抜けがすごい。50坪のオフィスからいきなり3倍の150坪に引っ越したので、落ち着かない社員もいただろう。

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バーカウンター作ってみました。●●カフェ・アンバサダー、導入してみました。福利厚生、頑張ってます。

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ひな壇作ってみました。プロジェクターを使っての勉強会やミーティングで活用されている。

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こちらのソファセット、結構いいものらしいが、ジモティーに掲載されていたものを格安で買い取ったそうで、座り心地も良好とのこと。

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どれどれ。。。

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ちなみに、ジモティーには¥0商品の出品も多く、過去にはこんなヨットも出品されてたというからびっくり。

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こちらは、なが~いテーブルの会議室。イメージカラーのグリーンで統一された床は芝生のよう。

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芝生っぽくても、これはダメ。白い壁はホワイトボード仕様。

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だったら書いてもらおうか。

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だったらやってみようか。キツネ!

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こちらは執務スペース。グリーン&ホワイトで清潔感抜群。皆さんものすごく集中してて、ヘラヘラ歩き回るのがはばかられる。

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壁に貼られたユーザーとメンバー(社員)からのありがとう。こういうところがベンチャーらしくて好き。

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蔵書スペースの本の数々。社員が読み終えた本を置いていくそうで、経営やマネジメント関連が多い。なかなか意識が高い!

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そんな社員たちの努力が認められて、Ruby biz Grand prix2016(※)では特別賞を受賞。
※プログラム言語Rubyの特徴を活かして、新たなサービスを創造し、世界へ発信している企業・団体・個人を表彰するもの。

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<取材を終えて>
テレビCMもやっているし、オフィスの床面積もいきなりの3倍増。そうした表面上の情報から誰もが抱く印象は、新たなビジネスモデルで急成長するベンチャー企業だろう。だが実態は、その印象を大きく裏切る。今でこそ月間約650万人(MAU)が利用する日本最大級の「地域の情報掲示板」としての地位を確立しているが、2011年の事業スタートから2015年7月頃までのジモティーの成長曲線は驚くほどなだらかだ。その間、社員たちは地道に友人・知人にサービスのすばらしさを説き、利用者を増やしてきたという。その努力が実を結び、以降はメディアに取り上げられることも増え、利用者は爆発的に増えて行った。昨今のビジネスやサービスは、効率を追求するあまり、ともすると人の温かさを感じられないものが多くなっているが、C to Cの王道を行くようなジモティーのサービスは、いい意味で緩く、人間臭い。社内を歩いていても、その緩さが心地よい。このオフィスが手狭になるのもそう遠くないことかと思われるが、この緩さは忘れないでほしい。

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著者情報

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北原 利広
1999年、IT 系ベンチャー企業より株式会社ディスコに転職。横浜支社クリエイティブを皮切りに、本社調査広報室、事業企画部門などを経て、現在はオンライン求人票システム「キャリタスUC」の布教に勤しむ。座右の銘は「人間万事塞翁が馬」。外に出ることが少なくなったので、取材依頼絶賛受付中です。