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本当に話せる経験が1つもない? 20代が職務経歴を伝えるポイントとは

筆者が20代で転職をしようか、悩んでいる人からしょっちゅう聞く言葉があります。
「仕事の経験が少ないので、何も職務経歴書に書くことがありません。」

確かに2~3年の仕事の経験や、就職してから1年経っていない経験ではアピールする材料がない、と感じるかもしれませんが、ポイントがあります。20代の転職初心者に採用側が何を望んでいるか、きちんと理解して伝えれば大丈夫です。ポイントを活用し職務経歴書やエントリーシートを作成していきましょう。

1.入社してから現在までに仕事で行ったことを全て出してみる

入社して数日で辞めた、という人以外「本当に話せる経験が全く1つもない」人はいないですよね。新入社員研修から始まって、最初の数カ月の現場での研修なども含め、実際にあなたが行ってきたことをまずは全部書き出してみましょう。
たくさん材料が出てきた人は、優先順位をつけて書いてみてもOKです。
こんなことを探してみてください。

・その中であなたがすごく頑張って取り組んだものは何ですか?
・何をどのように頑張りましたか?
・最初は全然できなかったのに、努力してできるようになったことは何でしょうか?
・いつも心がけていたことはどんなことですか?

重要なポイントは、「こんなもの、書いたって何にもならない」という思い込みはひとまず捨てることです。上手く書くことが出てこない人は、入社した日からどんな業務をどのぐらいの時間、どのように行ったのか、詳しく書くことから始めてもよいのです。

「新卒の就活の時、同じように頑張ってきたことを書き出してみたけど、ありきたりのエピソードにならないよう、もっと特殊なストーリーを考えなきゃって大変だったんだ」なんて思い出した人は、そんなふうに考えないでくださいね。20代を採用したい企業も、あなたが2~3年しか働いていないのであれば、経験が30代の人より少ないことは充分わかっています。相手が知りたいのは、小さな事柄でもよいので、その業務をあなたが「どのように」行ってきたか、です。

これから志望したいな、と思っている仕事に関係ない業務だったとしても出してみてください。あなたが「どのように努力できる人なのか」「どんな姿勢で物事に立ち向かえる人なのか」は応用できると採用側は思っています。もちろん、書き出した全部を使うわけではありませんが、引き出しが多ければ、使い分けもしやすくなります。出してみてから、次に取捨選択をしていきましょう。

2.転職したい仕事に向けて今から意識して行動する

「それでも、今までやってきたこと、全然使えそうにないんだけど……」と思っている人もいるかもしれません。そんな場合は、今からでも遅くありません。明日から、いえ、今日からでも転職に向けてのつもりで、今の仕事の工夫できるところを頑張ってみましょう。すぐ応募を始めたとしても、あなたが面接に呼ばれるまでにはきっと、まだ数週間~1カ月位の期間がありますよね。次へのステップだ、と思って、今の仕事に一生懸命、真摯に取り組んでみてください。そこから自分の仕事への取組み姿勢や工夫を伝えることができるはずです。

また、志望している仕事に必要な勉強に取り組み始めるのもお勧めです。数週間だったとしても、本を読むことからでも、あなたが努力して行っていることに間違いありませんよね。そういった姿勢も充分アピールになります。やりたい仕事やチャレンジしたい資格があるなら、すぐ始めましょう。

いかがでしたか? 自分には何にもアピールできるものはない、と思っているのは、とてももったいないことです。人それぞれに違うはずですが、取り組んできたことをどんどん整理していってくださいね。

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著者情報

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渡部 幸
キャリアカウンセラー・コーチ。アクトクリア(開くとクリア)代表。青山学院大学卒業後、営業統括、アパレル業人事マネージャーなどを経て独立。5000人以上の就職、転職相談に携わり、3000人以上の学生のエントリーシート添削実績を持つ。キャリアデザイン、コミュニケーション力などのセミナーを多数開催。転職や離婚、不妊治療などの経験も糧に、産業カウンセラー、NLPトレーナーとしてモチベーションを保ちながらやりたい仕事に就ける支援が強み。近著に電子書籍「辞めない転職・幸せな適職探しのための四つの秘訣」。