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花粉症の市販薬「アレグラFX」VS医療薬「アレグラ60」、どちらが経済的にお得?

花粉が飛散する憂うつな季節。薬を服用している人の中には、「市販薬で簡単に済ませる派」と「病院で処方箋をもらって医療薬を購入する派」がいることでしょう。はたして経済面ではどちらが得か?代表的な花粉症薬「アレグラ」を例に、重度の花粉症に悩むファイナンシャルプランナーが実証します。

花粉症に対する効能はどちらも同じ

比較の前提条件として、市販薬「アレグラFX」と医療薬「アレグラ60」は、いずれも抗ヒスタミン成分「フェキソフェナジン塩酸塩」を1錠あたり60mg含み、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどのアレルギー症状をやわらげる効果は同じとされています。市販薬は、薬剤師のいるドラッグストアで処方箋がなくても買えるので、平日病院に行く時間のない会社員にとって手軽に入手できるのが魅力。一方、医療薬は病院で処方箋をもらわないと購入できないのが面倒ですが、保険が適用されるので自己負担3割で済むメリットも。ただし、処方箋をもらうために診療費を払うので、そのコストを考えるとどちらが得なのか検証してみます。

診療費・調剤料を考慮しても医療薬に軍配!?

筆者は重度の花粉症で、病院で診察を受け「アレグラ60」を服用中。実際にかかった費用を公開します。


<医療薬「アレグラ60」を28日分購入する場合の自己負担額>

初回診察料・・・・・・・・・・1,250円
薬代・調剤料・薬学管理料・・・1,730円
自己負担額合計・・・・・・・・2,980円


一方、市販薬「アレグラFX」の販売価格を見てみましょう。


<市販薬「アレグラFX」28日分の価格>
「アレグラFX(14日分)」店頭価格2,036円(税込)×2箱=4,072円


28日分の比較では圧倒的に医療薬の方がお得です。

服用期間14日以内は市販薬の方がお得!?

ちなみに、薬1錠あたりの単価は、「アレグラFX」72.71円、「アレグラ60」71.90円とさほど差がありません。ポイントは、医療薬の場合は自己負担3割とはいえ、「薬代」以外に「診察料」や「調剤料」「薬学管理料」がかかる点。この「薬代以外にかかる費用」のために、服用期間が短い場合は医療薬の方が高くつくケースもあるので注意が必要です。

例えば、14日分の薬にかかる費用の比較では、市販薬「アレグラFX」は2,036円、対する医療薬「アレグラ60」は合計2,390円の自己負担となり、医療薬の方が高くなります。医療機関によっては、診療費が筆者の例よりも更に高くなる場合もあるのでご注意を。

医療薬にはジェネリックという手も

医療薬の良いところは、同じ有効成分で安価なジェネリック薬品を選択できる点です。『アレグラ60』のジェネリック薬品である『フェキソフェナジン塩酸塩錠60mgKN』は1錠あたりの単価が41.40円。28日分ではおよそ5百円自己負担が少なくなります。さらに、服用期間が数カ月に及ぶ人は、1回の診察でなるべく多くの薬を処方してもらうと費用をおさえることが可能に。筆者は、1回の診察で60日分の薬を処方してもらっています。

平成14年に長期投薬制限が廃止されて以降、一部の薬を除き、医師の方針で投薬日数の上限が決められています。そのため、診療所によっては1回の診察で14日分程度の薬しか処方してもらえない場合も。薬が切れるたびに「再診料」「調剤料」「管理料」を支払うことになり、手間もかかります。長期間の投薬が必要で、服用中の症状が安定している人は、投薬日数を長くしてもらうよう医師に相談してみるのも一つです。

結論:投薬が長期間ならば医療薬がお得

検証の結果、服用期間が14日以内・一時的に服用という人以外は、医療薬「アレグラ60」の方が経済的にお得と言えるでしょう。仕事が忙しく病院に行く時間のない人にとって市販の「アレグラFX」は有難い存在ですが、花粉症と思っていても実は他の病気が原因というケースもあるので、一度は医師の診察を受けるようにしてください。


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著者情報

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平井 美穂
ファイナンシャルプランナー(CFP)。不動産営業・銀行員を経験した後、出産を機に独立系ファイナンシャルプランナーへ転身。特に不動産や住宅ローンに関するコンサルタントを専門とする。ファイナンシャルプランナーならではの提案力を活かし、家計全般の収支バランスを考慮した上で、税制・相続・土地活用などあらゆる面から包括的に最善策を探る。また、特定の企業に属さず、顧客利益を優先した提案を心がけている。お金で困る人を減らしたいとの思いから、子供向けに金融教育活動も展開中。