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20代で正しい金銭感覚を身につけておくべき5つの理由

仕事に恋愛、遊びだって充実させたい20代、つい浪費しがちではありませんか?行き過ぎた浪費癖は、その後の人生に大きな影響を及ぶす場合もあるので要注意です。元銀行員であり、4,000件以上の家計相談にのってきたファイナンシャルプランナーが具体的なトラブル事例から、20代のうちに正しい金銭感覚を身につけておくべき理由をお伝えします。

1.20代は個人信用情報の実績を築き始める時期

突然ですが、「個人信用情報」という言葉を聞いたことがありますか?個人信用情報は個人の借金に関する情報が登録されたデータですが、クレジットカードや住宅ローンなどの利用状況が記録されています。多くの場合は、クレジットカードを持ちはじめる20代前半に自身の個人信用情報が誕生し、実績を築きはじめます。この時期に無謀なクレジットカードの使い方をしていると誕生したばかりの信用実績にいきなり傷をつけ、後々困ることにも。20代は信用の実績づくりが始まる時期であることを忘れずに、カードや携帯電話料金の支払いはきちんとしておきましょう。

2.20代の浪費癖が原因で住宅ローンが組めない!?

20代にとっては、住宅ローンはまだ実感の湧かない遠い先の話かもしれません。しかし、20代で無謀な金遣いをしていると、30代になって住宅ローンを借りられない場合があるのでご注意を。筆者は以前、金融機関で融資業務をしていましたが、住宅ローンの審査では申込者の個人信用情報がチェックされます。中には審査に落ちる人もいますが、落ちる理由で多いのが個人信用情報の事故歴でした。クレジットカードや携帯電話の支払いを滞納したことや、複数のカードでキャッシングをする多重債務が原因で住宅ローンが借りられないのです。

特に覚えておきたいのは、事故の内容によって5~10年間個人信用情報にデータが残ること。20代の頃の滞納履歴が30代になってもデータ上に残っており、住宅ローン審査に悪影響を及ぼす場合も。住宅購入はまだ先かもしれませんが、将来に備え20代のうちから優秀な信用実績をつくっておきたいものです。

3.婚活にも影響する浪費癖

結婚も意識し始める20代。結婚相手を選ぶ際のポイントの一つが金銭感覚です。「浪費癖があっても自分が直すから大丈夫」と前向きに付き合ってくれる相手であれば救われますが、浪費癖が発覚した時点できっぱりと別れるタイプの人もいます。きっぱりと別れるタイプの人は「習慣化した浪費癖は直らない」と考える人たちですが、確かに浪費癖は期間が長いほど軌道修正が難しくなります。

4.20代はまだやり直しがきく年代

できれば柔軟に物事を吸収し順応できる20代で浪費癖とは決別しておきたいもの。かくいう筆者も20代の頃は「車の借金300万円、趣味のスノーボードやゴルフのおかげで貯金はゼロ」という状況でした。それが30歳で金融機関に転職すると「浪費している場合じゃない、運用しないと損!」と考えるようになり、浪費癖を改めたのです。私の場合は転職がきっかけでしたが、結婚や出産で金銭感覚が変わる人もいます。タイミングは人それぞれですが、早いほど修正が可能で、その後の人生が楽になります。

5.“正しい金銭感覚=貯蓄がすべて”ではない

結婚・住宅購入など次のライフステージを実現するために、20代のうちに金銭感覚を正しておくのが理想ですが、「貯金の鬼になれ」という意味ではありません。20代にしかできないことや将来の為に自己投資するお金は惜しまず使ってください。正しい金銭感覚とは、「必要な消費」「将来の為の投資」「貯蓄」「浪費」とお金を使い分け、コントロールすることです。浪費は少なめに、投資は惜しまず、将来の夢を実現させるための貯蓄をする。先々を見据え、いざという時に慌てないよう計画的な金銭管理を行ってください。


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著者情報

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平井 美穂
ファイナンシャルプランナー(CFP)。不動産営業・銀行員を経験した後、出産を機に独立系ファイナンシャルプランナーへ転身。特に不動産や住宅ローンに関するコンサルタントを専門とする。ファイナンシャルプランナーならではの提案力を活かし、家計全般の収支バランスを考慮した上で、税制・相続・土地活用などあらゆる面から包括的に最善策を探る。また、特定の企業に属さず、顧客利益を優先した提案を心がけている。お金で困る人を減らしたいとの思いから、子供向けに金融教育活動も展開中。