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結婚と転職、どちらが先か?両立のコツとは【女性編】

20代後半の皆さんの中には「結婚する予定があり、転職を考えたい」と思っている人も多いと思います。その場合、結婚と転職、どちらを先にしたほうがよいと思いますか?今回は、女性がどのようなポイントを考慮する必要があるか、両方上手く進める方法について役立つ情報をお伝えしたいと思います。

将来望む働き方を考えよう

結婚を機に転職も考えている皆さんは、

・子供は欲しいと思っていますか?
・欲しい場合は何歳ぐらいで出産をしたいと思いますか?
・結婚後、出産後、どのように仕事を続けていきたいでしょうか?

筆者は、多くの20~30代女性のキャリア支援をしてきましたが、5年後、10年後にどのような仕事をどのような働き方でしたいのか、じっくり考えている人は少ないように感じています。結婚と転職、そして家事・育児と仕事の両方を上手く進めていくためには、長期的な人生のビジョンを考えてみることが大切です。

例)30歳で結婚 → 32歳で妊娠し、33歳で第一子出産 → その後34歳まで育児休暇 → 復帰後3年間短時間勤務 → 40歳で第一子が小学校入学 など

もちろん、計画通りにはいかないこともあるかもしれませんが、転職をしたいと思っている、ということは、将来どんな働き方をしたいから仕事を変わりたいと思っているのか、自分の希望を明確にしておくことが重要です。

正社員で育児休暇を取りたい場合

出産後育児休暇を取り正社員で働き続けたい場合は「転職が先」をお勧めします。女性には妊娠しやすい年齢があり、一般的に35歳を過ぎると確率は低下していきます。子供が欲しいと思っている場合、その年齢位までを出産の1つの目安と考え計画したほうがよいでしょう。転職の際育児休暇が取りやすい環境の企業を探すことが重要ですので、短時間勤務など子育て支援の制度について調べておくことも必要です。企業側も転職してすぐに育児休暇を取られるのはやはり困りますので、早目に活動し、新しい仕事に就いて落ち着いてから結婚→出産と進むとよいでしょう。

子供は考えず正社員で働きたい場合

中には「子供は特に欲しくない」という人もいるかもしれません。その場合は「結婚を先」にし、住む場所も決めてから転職に動いてはいかがでしょうか。転職後に新しい会社ですぐ結婚休暇を取るのもやりにくいものです。今の会社で働き続けながらまず結婚生活を始め、休暇も取れるなら取って、転職したい会社を探し続けるほうがスムーズではないでしょうか。

出産後は育児中心、その後復帰したい場合

「結婚後は家庭での時間を優先したい。特に子供ができたら一旦仕事を辞め、手が離れたら復帰したい」という人の場合は、結婚後派遣社員を選択する人が多いようです。ただ、ここで心に留めておいて欲しいのは、「出産後ブランクがあって正社員の仕事にまた就くのは、なかなかハードルが高い」ということです。復帰しやすくする1つのポイントは【専門スキルを磨くこと】。転職せずに今の仕事でスキルを付けるか、転職でスキルを磨けるような仕事に就くか考えましょう。もし、やはり転職でスキルを付けたいのなら、出産までにできるだけ経験を積めるよう「転職が先」をお勧めしたいと思います。

パートナーの転勤を機に結婚を決意した場合

最後は、相手の転勤を機に、転居する結婚を決意し転職する場合です。まずは今の会社内で転勤ができるか可能性を探りましょう。一部の金融機関では女性のキャリア活用のため、パートナーの転勤などで退職する人達に、転居先に所在する同業種への転職を支援する動きも出てきています(※)。やむを得ない理由による退職の場合は、一度人事に相談してみるとよいでしょう。

今の会社で転勤が難しい場合、まず環境を安定させ転職活動もしやすくするために、「結婚と転居が先」をお勧めします。退職後長く失業状態を続けるのは避けたほうがよいので、すぐに応募を始めましょう。

転居先が地方でフルタイムの仕事がなかなかないケースもあります。その場合、パートタイムや派遣も含めて仕事を続けることを優先し、チャンスがあれば正社員への転換をねらうほうがキャリアを重ねていけると思います。特に経理、介護などの専門職の場合、パートタイムでも仕事の経験を積むことはキャリアにつながります。

いかがでしたか?結婚と転職のどちらを先にするか考えるには、出産・子育ての計画から家事の分担まで、パートナーとよく話し合い、ライフプランを立てることが必要です。どの場合でも、長期的な視点で、長い人生、あなたはどのように仕事に取り組んでいきたいのか、じっくり考えてみてくださいね。

しんきん再就職支援ネットワーク|一般社団法人全国信用金庫協会


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著者情報

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渡部 幸
キャリアカウンセラー・コーチ。アクトクリア(開くとクリア)代表。青山学院大学卒業後、営業統括、アパレル業人事マネージャーなどを経て独立。5000人以上の就職、転職相談に携わり、3000人以上の学生のエントリーシート添削実績を持つ。キャリアデザイン、コミュニケーション力などのセミナーを多数開催。転職や離婚、不妊治療などの経験も糧に、産業カウンセラー、NLPトレーナーとしてモチベーションを保ちながらやりたい仕事に就ける支援が強み。近著に電子書籍「辞めない転職・幸せな適職探しのための四つの秘訣」。